王国の新たなる力 〜ただの散財日記とも言います〜
1999年06月第5週の新たなる力(その2)
06月29日(火)
・超合金 GD−16 可動戦士ガンダム(バンダイ)
ちょうど超合金魂のマジンガーZが発売された頃でしょうか?
「ガンダムが超合金で発売されるらしい」
というウワサをあちこちで耳にしました。
で、その時私は「超合金だからおもちゃっぽく、G−ファイターと合体とかできるんだ」
と勝手に思っていました。
そしてそれからしばらくして、超合金ガンダムの試作品が雑誌に掲載されたとき、
その内容に私は絶句しました。
「今までにないフル可動」
というのが超合金ガンダムのコンセプトなのです。
その時、「可動戦士ガンダム!?」などという、冗談のような売り文句が書かれていたのですが・・・・。
プロポーションはこんな感じです。顔・胸・足をご覧いただければおわかりになると
思いますが、いわゆる「安彦版」なプロポーションです。特にスラリと伸びた足が美しいの何の(笑)。
足型も「長方形」ではなく「人型」になっています。
で、ここからが可動戦士の本領発揮です。
お約束のビームライフルを構えるポーズですけど、肩が前方にスイングされてるのが
おわかりでしょうか?
上から見ると少しカッコ悪いんですけど、前から見ると有名なイラストにある
「肩を前に出しているガンダム」がバッチリ再現できます!
ハイパーバズーカを構えたポーズです。注目は両足のポージング。
PGやMGはコアファイターギミックの都合上、こういうポーズは
とれないんですけど、可動戦士ならラクラクとることができます。
肩と脚部の可動範囲がこんな感じです。
腹部の赤い部分が可動しているのがおわかりでしょうか?
膝は2重関節ではないんですけど、ふくらはぎのパーツが可動するので
かなりの可動範囲を誇ります。
という訳で「リアル」という大前提があるプラモデルでは絶対にできない
「アニメ的な」関節処理がこの可動戦士のウリです。
正直、従来の関節と設計そのものが違うので、まだまだカッコいいポーズが
とれません(笑)。もう少し研究を重ねないと・・・・。
と、ここまで誉めてばかりきたのですが、この可動戦士には致命的な
欠点があります。それは
「製品の質が悪い」
という事です。
ゲートは豪快にもぎ取られている、塗装&スミ入れが粗い、プラの質が安そうetc・・・・
正直な話、とてもバンダイの「超合金」とは思えません。
値段が安いのは嬉しいのですが、これならあと1000円値上げしてでも、
製品の質をあげてほしかったです。
素材そのものは非常に素晴らしいだけに、その点がすごく悔やまれます。
とはいうものの、やはり遊べるおもちゃには変りはないので、
かっての名場面を再現したい人は是非とも購入しましょう!
売れ行き次第ではシャアザクも出るみたいですし。
おまけです。アムロのフィギュアは妙に出来がいいです(笑)。
あと、写真には撮りませんでしたけど、サーベル*2・ジャベリン・ハンマーが
ウェポンとして付属しています。