王国の新たなる力 〜ただの散財日記とも言います〜


1999年07月第2週の新たなる力(その1)


07月07日(水)

 ・ダイノゾーン DZ−8 ダイノステラス(バンダイ)

 ・ダイノゾーン DZ−9 ダイノカスモス(バンダイ)

 ・ダイノゾーン DZ−10 ダイノセントロス(バンダイ)

 ダイノゾーン久しぶり(笑)の新シリーズ、ダイノステラス・ダイノカスモス・ダイノセントロスです。
 角竜3体の兄弟という設定から「ダイノ3兄弟」という呼ばれています >ウソです、ホントはケラトプス3兄弟

 これら3兄弟の最大の特徴は「合体する」という事です。
 従来のダイノゾーンは全て単体変形だったのに対して、この3兄弟は単体変形に
 加え、さらに3体が合体するというギミックを備えています。
 ここだけ聞くと、なかなかいい感じに聞こえるのですが・・・・。


 ほねその1 ほねその2

 順番が前後しますが、次男のダイノカスモスから紹介していきます。
 名前の通り、カスモサウルスから変形します。
 ちょいと寸詰まりな感じがしますけど、なかなかカッコいいプロポーションだと思います。

 ちなみに3兄弟はそれぞれ巨大な武器を持っているのですが、ダイノモードの時は
 なんと背中に装着しています(笑)。
 ほとんどの余剰パーツを本体に内蔵できる内臓できるビーストウォーズシリーズと
 比較すると、ギミック的には明らかに劣るのですが、私はこの「恐竜が剣を背負う」
 というアンバランスさが結構気に入っています。
 ちなみに剣の名前は「化石剣 月光丸」です。


 ほねその3

 変形パターンはこの写真から想像してください(笑)。
 概ね、3体とも変形パターンは同じです。


 ほねその4

 プログレスモード状態です。これまた寸詰まりな感じがしますけど、
 プロポーション的にはなかなかいい感じだと思います。


 ほねその5 ほねその6

 で、これが3兄弟のウリのひとつである剣を振るギミックです。
 背中のコントロールレバーを振ると、剣が上下左右に動きます。
 自分の身の丈ほどもある剣をブンブン振り回せるのはなかなか面白いです。
 ご覧のとおり、結構広範囲で振ることができますし。


 ほねその7

 で、このギミックのタネは・・・・・・これなんですよね(笑)。
 胸に剣を、背中に尻尾を刺して上下左右に動かすという・・・・。
 要は背中から剣を串刺しにして剣をグリグリしてるのと一緒です。

 個人的に、このギミック自体はそんなに悪くないと思います。 >単純ですけど(笑)
 前述したとおり、広範囲にブンブン振り回すことができるのは面白いですし。
 ただ・・・・・。


 ほねその8

 この剣を振るギミックのために、腕の関節をすべて殺しちゃってるのが
 大きな問題になっていると思います。
 剣に腕を添えて、いかにも振っているようにみせるために、
 肩・肘・手首の関節はすべてプラプラ状態になってしまっています。
 肘関節が伸び切っているのが確認できるでしょうか?
 また、剣を振る時の安定性を重視したためか、次男・三男は腰から下の
 関節は動かないようになっています。要するに実質可動は首と腰のみです。
 ですから飾る時のポーズは全員同じになってしまうという・・・・。

 ダイノゾーンは(一応)可動をウリのひとつにしていると思うので、
 自由なポージングができないというのは、個人的に大きなマイナスポイントです。
 ギミックを色々詰め込むのはいい事だと思うのですけど、
 そのためにウリのひとつである可動を殺してしまうのはどうかと思うんですけど・・・。


 ほねその9 ほねその10

 ほねその11

 という訳で、三男ダイノセントロスも同じような感じです。
 これで関節が動いていれば、かなり評価が変ってくるのですが・・・・。

 ちなみにモチーフはセントロサウルス、武器の名前は「化石斧 陽光丸」です。


 ほねその12 ほねその13

 長兄って書くとラオウみたい(笑)

 長兄ダイノステラスです。
 コイツだけ他の2体に比べて2回りほど大きくなっています。
 スティラコサウルスから変形、巨大な剣の名は「化石剣 閃光丸」です。
 ダイノモード時、プログレスモード時のプロポーションはなかなかカッコいいと思います。
 特にプログレスモードはいい感じです。
 ただ、価格が同じティラノやギガノに比べて、メッキ部分が圧倒的に減ってしまったのは
 少し悲しいところです。まあ、これはこれで落ち着いていい感じなんですけどね。

 ちなみに、剣を振るギミックは他の2兄弟とまったく同じなので、腕関節はやっぱり
 プラプラです。下半身が可動することが唯一の救いでしょうか・・・・。


 ほねその15

 3体が合体した姿が、この大剣者トリブレードスです。
 合体システムはご覧のとおりなんですけど(笑)、このなんともいえない迫力はなかなかのものです。
 3体の剣を合体させた「三星剣」も、単純ながらもなかなか良いアイデアだと思います。
 (余談ですが、ビデオで3振りの剣が合体するシーンはメチャかっこいいです!)

 ただ、この状態では剣を振るギミックが使用できない。剣は持たせるというより
 引っかけているだけ、尻尾を使っても安定性に欠ける、などなど残念な点が多々見受けられます。


 ほねその16

 上の写真のアップです。従来のシリーズと比較して、ディテールというか全体的な
 質感は明らかにアップしています。
 「メッキにクリヤー」や「化石」というモチーフを、なかなかいい感じで昇華させているのでは
 ないでしょうか? ことプロポーションだけに関して言えば、個人的には満点だと思います。

 という訳でトータルで見ると、この3体は残念ながらあまり誉められた内容ではありません。
 個人的に「まず可動ありき」だと思っていますんで、ギミックを優先させるあまり
 そこがおろそかになっているというのはちょっと・・・・・。

 変形が単純なのは別に構わないと思いますんで、
 メッキとクリアを多用した質感プラスフル可動、といった内容をもっと研究していってほしいと思います。

 正直な話、これで遊んだ直後は「もうこのシリーズは買うまい」と心に誓ったんですけど、
 ビデオを観て次回予告をみていると、次の武器シリーズが欲しくなってきちゃいました(単純)。
 次のシリーズはアイデアはなかなか面白そう(特にギガノドラゴンの翼!)だと
 思いますので、今回のようにならないように期待しています。

 ちなみに、今回のビデオはなかなかカッコいいです。前回のビデオと比較すると
 全体的な質感がかなりアップしていていい感じです。
 機会があったらビデオだけでもご覧になることをオススメします(笑)。


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