王国の新たなる力 〜ただの散財日記とも言います〜


1999年11月第3週の新たなる力(その1)


11月18日(木)

 ・HGUCシリーズ 1/144 ズゴック(バンダイ)

 

 ズゴック。

 そう、あのズゴックです。

 HGUC第6弾は、順当といえば順当な、意外といえば意外なラインナップ、
 「水陸両用モビルスーツ」のズゴックです。

 「機動戦士ガンダム」、いわゆる初代ガンダムに登場した超有名な機体なので
 今更説明する必要もないと思います。
 ジオン驚異のメカニズム(笑)により、海中での行動に適した機能・形態を備えた
 水陸両用モビルスーツの中で、傑作機といわれた機体です。
 また、劇中での活躍もあいまって当時の人気も高かったと記憶しております。

  

 パッと見た感じでは、特に何の変哲もない普通のズゴックです。
 手足がゴツイ分、昔のキットより力強い感じがしますけど、
 あくまで当時のイメージをよく再現していると思います。

 「一見見ると昔と同じだが、よく見ると全然違うデザイン」

 という、HGUCシリーズのマジックはこの機体にも活かされているといっていいでしょう。
 成型色も相変わらずキレイです。モノアイと胸の六角(コックピット)のみ、シール処理となっています。


 HGUCシリーズのひとつ、可動範囲の広さについても、
 このズゴックはなかなか面白い試みをしています。

 

 上の写真は、本体のフレーム部分となるパーツです。
 これに外装パーツを装着していくという方式が、このズゴックでは使われています。
 なぜこのようなパーツ構成になってるかといいますと・・・・。

 

 手足の蛇腹部分を可動させるためです(笑)。
 動くといっても可動範囲はわずかなので、劇的な効果は得られませんが、
 この可動によって微妙なポージングの幅は確実に広がっています。
 また、外装パーツが分割されていることによって、外見がより締まった感じに
 なっているのも見逃せない点です。

 ただ、残念な点も少々あります。
 上のフレームは(おそらく)ABS樹脂なのですが、それらのパーツを
 そのままハメこんでいるので、パーツの保持性がチト心配です。
 フレームのおかげで、逆に使用するPCの数は減ってるんですよね。
 しかも肩の付け根、足の付け根にはPC使われてませんし。これは何とかして欲しい所です。

 とはいえ、やはり可動についてはよく考えられているようで

 

 


 今までの水陸両用MSでは考えられないほどの可動を実現しています。
 勿論ツメも可動します。


 また、背中のランドセル・股間のジェット・足裏のスクリュー? などなど、
 水陸両用MSらしく、1/144としては異色の「裏側」の懲りようです。

 


 という訳で、今まで出たHGUCシリーズの中でも、かなり地味な部類に
 はいるキットだと思うのですが、個人的にはかなりオススメの出来です。
 値段もお手頃(700円!)で組むのもカンタンですので、昔ガンプラブームを
 体験されたごく普通の方にもオススメです。

 でも、こんなに出来のいいズゴックを見ていると、次はやっぱりゴッグとか欲しくなっちゃいますよねえ。
 次のHGUCは一体何なんでしょう?


 

 オマケ:何故こんなところにPCが使われているのだ?


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