王国の新たなる力 〜ただの散財日記とも言います〜


1999年12月第3週の新たなる力(その1)


12月13日(月)

 ・マスターグレードモデル・1/100 MSZ−010 ダブルゼータガンダム(バンダイ)

 「歴代の主役ガンダム」というカテゴリーにおいて、間違いなく異端児の部類に入る
 ダブルゼータガンダム(以下ZZ)のマスターグレードモデルが、いよいよ登場しました。


 

 個人的には歴代ガンダムの中では、間違いなくベスト3に入るくらい好きなガンダムだったりします。
 何が好きかといいますと、

 1.合体・変形をする

 2.デカイ武器を持っている

 3.必殺技を持っている

 という、あまりにも子供じみたコンセプトがたまらなく好きだったりします。
 ホント、子供が考えたようなガンダムですね(笑)。

 ただ、そのコンセプトとあまりにもガンダムらしからぬデザインのせいで、
 マニアの間では親の仇のように扱われている、悲しいガンダムだったりもします。
 いいじゃないかあ、頭に波動砲ついてたってぇ〜(泣)。

 とまあ、ZZを語り出すとなかなか終わりそうにないのでサクッとキットの解説にいきましょう。
 元々ZZは当時から

 「模型として無理のない合体・変形をこなせるデザイン」

 というコンセプトがあったので、当時出ていた1/100もキチンと
 完全変形をしてくれたりします。あと、後に出たHCM・HGもほぼ完全変形します。
 しかもどれも出来がいい(冗談抜きで、今でも通用するクォリティです)!
 ですから、MG版ゼータガンダム・MG版GP−01(Fb)と比較すると、
 インパクトという点では残念ながら見劣りしてしまいます。
 もっとも、これがおそらく今までMG化されなかった理由だと思うのですが・・・・。

 しかし従来のキットの出来が良いという事は、逆にそのキットをベースにして
 よりハイクォリティな物を提供してくれるのが今のマスターグレードモデルです。
 そういう意味ではMG版AREX同様、いえ、それ以上の期待をしていました。


 

 

 で、肝心のキット内容ですが、予想以上の完成度です。
 あの圧倒的なパーツ数(笑)も含めて、いい意味で自分の予想を裏切ってくれました。

 デザインのラインは昨今のMGの主流である「腰をドカッとおろした感じ」で
 まとめあげられています。元々ZZは短足っぽいデザインなので(笑)、
 全く問題のないアレンジといえるでしょう。個人的には頭がもう少し大きい方がいいかな?
 とか思ったりしますけど、この辺りはあくまで個人の好みだと思います。


 

 頭部のデザインですけど、個人的には何ら問題ないと思います。
 MG版Zみたいに量産型みたいなフェイスだったらどうしようかと思ったんですけど(笑)、
 なかなか上手にアレンジされていると思います。


 

 そして、ある意味変形合体ロボの宿命ともいえる「関節のクリアランス・強度」ですが
 これがまたなかなかいい感じで仕上がっています。
 見ただけではわからないのですが、これが旧1/100との一番の違いではないでしょうか。
 専用のPC2枚も用いた関節は、ちょっとやそっとでは全くぐらつきません。
 合体・変形機構を内臓しながらMGドム並みの強度を誇っているという、
 バンダイの技術力の恐ろしさを垣間見た思いです。

 ただ、すご〜く残念なのは「バックパックのフックが外れやすい」という事です。
 MS形態の接続アームにGF形態の接続アームが内臓されているのは
 面白いアイデアだと思うのですが、MS形態の接続アームを支えるフックの
 保持力が弱いため、遊んでいるとすぐにバックパックが外れてしまいます。
 これは些細ですけど、ZZにおいてはかなり致命的な問題点だと思います。
 他はほとんど問題ないだけに、この点だけが非常に悔やまれます。

 あと、これは仕方のない事なのですが、やはり立ちのバランスが若干悪いです。
 やたらデカくて重い(今回は色々詰まっているのでホントに重いです)バックパックと
 小さ目の脚部という、デザインの制約上仕方がないとは思うのですが、少し残念です。
 あ、自立できないという訳ではありませんよ。ちょっとバランスが悪いかな? という程度です。


 ホントのことさ

 

 そして、ZZの特徴でもある巨大な武器もバッチリ再現されています。
 実はこの2つの武器は、重すぎて構えるのがなかなか難しいのですが(笑)、
 これはもう仕方のない事だと思います。
 だって、メガビームサーベルなんて1/60のPGガンダムのサーベルと同サイズだったりするんですよ(笑)。

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