忍者戦隊カクレンジャー
忍者合体ＤＸ無敵将軍（メーカー：バンダイ １９９４年発売）
いきなり本題から外れますけど、私はこの外側から見える箱が大好きです。
箱を眺めているだけで、なんだかワクワクしてきませんか？
ここ最近、こういった箱が見られないのはとても残念です。
無敵将軍はは、番組のサブタイトルからもわかるように、思いっきり和風？ 仕立ての戦隊ロボです。それも
純和風というより、（ビデオで見た限りでは）何だか勘違いしたようなジャパネスク仕立てな感じです。
例のビデオを見た中で「一番『変』だった戦隊ものは？」と聞かれたら、私は間違いなくこれを推します（笑）。
でも、その妖しさの中にもカッコよさを持っているところが流石というか何というか・・・。
これらが合体前の状態「獣将」です。それぞれ何らかの動物をモチーフ？ にしているみたいです。
合体前の形態がそれぞれロボットというのは、戦隊ロボ初の試みだったそうです。私としては結構
プロポーションが良いと思っています。勿論、関節はほとんど動きませんけど。
各獣将のアップです。左から「獣将レッドサルダー」「獣将ホワイトカーク」です。それぞれ「猿」と「鶴」がモチーフの
ようです。
同じく左から「獣将ブラックガンマー」「獣将ブルーロウガン」「獣将イエロークマード」、それぞれのモチーフは
「蛙（ガマ）」「狼」「熊」。
鶴と狼は正義の味方の役柄としてわからなくもないのですが、なぜに猿や蛙・・・・。
しかも、戦隊もののいわゆる「レッド」が猿なんて・・・。
各獣将たちのアップです。それぞれ何の動物をモチーフにしたか、はっきりとわかると思います。
個人的にはブラックガンマーのラブリーな顔なんかが好きなんですが、はっきり言ってホワイトカーク以外は
お世辞にもカッコいい面構えとは言えないと思います（笑）。
そして、獣将たちを語るには「獣将ファイター」たちの存在を忘れてはなりません。とは言っても、私も実は
「獣将の分身体」ということ以外知らないんですけど（笑）。
要するに、これら５体の獣将と似たロボットがあと５体存在する訳です。
ビデオで見た時は「なんじゃこりゃあっ！?」と思いました。いきなり巨大ロボットが１０体も出てきた
（しかも敵も数体いました）のですから（笑）。
しかも全員、お世辞にもカッコいいとは言えません（笑）。
おまけに決めポーズまであまりカッコよくありません（好きな人がいたらごめんなさい）。
この辺はいとみちさまのＨＰに詳しく書かれていますので、是非１度ご覧になってみてください。
ちなみに、無敵将軍をゲットした私の次の目標は獣将ファイター５体です。
劇中通りの怪しげなポーズで飾るのが私のささやかな夢（笑）。
で、これら獣将５体が合体して、無敵将軍になるのですが、その合体シーンがなかなかカッコいいです。
レッドサルダーが印を結びながら
「いくぞ！ 忍者合体！ 無敵！ 将軍！！」
と叫び、バックに無敵将軍が浮かび上がってくるシーンは、何度見てもカッコいいです。
これが合体後の姿「無敵将軍」です。ご覧の通り、日本の城がイメージのロボットです。
この重量感あふれるデザインは、数ある戦隊ロボの中でも指折りのカッコよさだと私は思います。
必殺技は「火炎将軍剣」、劇中では、実際に剣が燃えていてなかなかカッコいいです。
敵を切った後の「南無参！」のポーズもバカバカしさとカッコよさが混同していていい感じです。
ちなみに、火炎将軍剣の鍔は「金のシャチホコ」です（笑）。
頭部・胸部のアップです。胸に記された、金の「忍」の文字が怪しげなジャパネスクを醸し出していると
思います（笑）。
頭部を上方から見たところです。折鶴というのがわかるでしょうか？
この辺りの怪しげなセンスにはもう脱帽です。だって、武者型のロボットって普通は兜かチョンマゲじゃ
ないですか。なぜに折鶴？
ちなみにそれぞれの獣将の武器は組み合わせて無敵将軍に持たせる事が可能です。
という訳で、何とも怪しいジャパネスクなロボットなのですが、劇中の演出もあって、
かなりお気に入りのロボットです。一度、テレビシリーズを見てみたい番組でもあります。
